色について



アフリカの泥染布の色あいが、とっても好き。
見渡すとうちにはいっぱいアフリカの布がある。
そこいらじゅうに掛けてあるけど、
日本の古い家具と違和感なくマッチしているからおどろき。

私の絵もアースカラーが多いが土や石、砂
そんな自然の色に憧れがあるからかもしれない。
真似しても真似しても出せない色、それが自然の色かも。

アフリカの色は「茶色」のイメージがあるけど、
服装なんかはびっくりするほどカラフル。
赤、青、緑、黄、紫・・・ほぼ原色に近い色が多い。
映画「母たちの村」で、
村の道ばたの小さな雑貨屋でカラフルなバケツや
やかん、洋服なんかがぶら下がって
そこにカラフルな布を纏った女性が買い物に来る。
そんな映像を観て、なんて楽しいんだろう!ステキ!と思った私。
普段は原色は嫌いなのに、アフリカの大地の原色は素敵だ。
大地のアースカラーの中にあるから映えるんだろうな。
ポイントカラーとしての原色がそれぞれに個性を発揮してるのに
けんかしていない。調和がとれている。
今の、日本の街中のようにいろんな色がざわざわと氾濫していて
まるで調和がとれていないのと大違いで
色が生きている、という感じがする。シンプルである。
原色ばかりなのに落ち着くのはそのせいだろう。

日本にも日本古来の色名があって、呼び名も美しい。
「萌葱色」「浅葱色」「鉄紺」「代赭色」「鈍色」
そんな名前を知ると、色の見かたも少し違ってくるような・・・
声に出して読む日本語というのがあったけど、
日本の色も声に出して読みたい。色も言葉も美し〜く響くから!

けれども、色には年々こだわりが強くなり、
だんだん使う色も限られてきた気がする・・・
イラストレーターとしては、ちょっと怖い、かも。

最近ヒットのごはん



ごまたっぷり玄米おにぎり

最近はずっと玄米食。
身体の芯から元気になれるようで。
それに、おいしい!!!
ごまをたっぷり炒って、どっさり混ぜておにぎりに。
形はまんまるのバクダンおにぎり。
負けてないお皿は、もちろんナバスさんのお皿。

となりのへんな顔がのぞいているお皿は
友だちの陶芸作家森下君の作品。
盛ってあるのは、これまた最近のヒット
ごぼうを素揚げしてぱらっと塩ふって
どっさりの水菜と一緒にサラダ風。
おいしいし、ごぼうがたっぷり食べられる。

もう少しすると山菜の季節だし、
兄の家族が東北方面の山からごっそり送ってくる。
それも毎年の春のお楽しみ!



近所のイタリア



近所にあるイタリアンレストラン「Osteria Barca」
去年11月にOPENしたばかりで、仕事熱心なシェフのご主人と
ソムリエの奥さんの若い夫婦がやっているおいしく楽しい店。
ワイン好きの我家はしょっちゅう行っている。

今日の食後のコーヒーは、なんと特別にKALDIのマグカップで出てきた!
奥さん曰く「昨日買っちゃいました!本当は自分たち用なんですけど、
リエさんたちが来たらこれで出そうと思ってたんですよ!」と。
KALDIカップ普段は出ませんよ!念のため。



barcaには絵も飾らせてもらってます。
「1ぺいじがいっぱい」とポストカードも置かせてもらってます。
ありがたい事です!

昨日始まったドラマ「バンビ〜ノ!」のまねをして
ふざけて「ウーノ!」「ペル ファヴォーレ!」「スィ グラツィエ!」
とかイタリア語で会話(?)したりして
まるでイタリアに旅行に行ったみたいな気分〜!

今日もおいしく楽しく食べて飲んで語ってきました。満足満足!




ふたつの作品



お茶を飲みながらふと見たら、
絵の額のガラスにオブジェが映っていた。

立体でも平面でもまた別の物でも、
その人の線というのはやはり似ている、
というか同じものだなぁ、と写真を見て思う。
意識せずともそういうものは出てくるんだなぁ。

7月と8月の展覧会に向けて、そろそろ気合い入れて
制作の追い込みに入ります。
DMのことや、展示レイアウトや、そういうことも
徐々に頭に入れつつ。

イラストレーションの仕事の方でも、
毎年の神奈川県共同募金会「あかいはね」の仕事に入ります。

全力少年!



どこかの少年のがらくた宝物箱か
はたまた鉄工場のゴミ捨て場か

今時の少年はこんなものも興味ないか?

私の机の上の大切な素材たち
作品に生まれ変わる前の姿です。

ワークショップをやると
子供はおもしろがる子もいるけどあんまり興味を示さない。
「きたないー!」と言う子もいる。
大人はたいがい興味を示す。
「こういうのどこで拾うの???」
年配の方になると
「昔はひもに磁石付けて拾って歩いたよ。生活のためにね」
私は今もやってます。生活のため?でもあるけど、やはり楽しみのため。

結婚して少したった時、友だちの妹から手紙をもらって
「結婚しても鉄拾ってる?」と書いてあった。
「もちろん拾ってるよ!最近は作品にもなってるよ」と返事を書いた。
昔はただ拾って集めるだけだった。
母に黒豆煮るのに使われたりした事もあったなぁ。
母曰く「だってちょうどいい錆具合なんだもん」

友だちの子供に「リエちゃんって子供みたいなとこあるんだよなぁ」
と言われた。「どんなとこ?」と聞くと
「だって道歩いてるとなんか拾ったりするし。」
そっか、フツーの大人はあんまり道で何か拾ったりしないもんね。
お金なら拾うのかな?
私は鉄も拾うしおもちゃも拾うしエンピツも拾うしお金もよく拾うよ。

前はきょろきょろしてこそっと拾ってたけど
最近はかなり堂々と拾うようになった
いいじゃない、永遠に子供みたいでも。
自分の心が動いたならば。それに素直に従ってみる。
人の目なんてあんまり気にしない!

そう思って見回すとけっこう発見があるもの。
この間、黄色いアリの一群がいてびっくり。しばらく観察した。
そんな発見、子供の物ばかりではもったい無い!
大人は最近カタツムリがいない、というけど
子供の目線で見てるとけっこういるんだ。
これってやっぱり大人は観察が足りなくて損してるとしか思えない。
たまには子供心を取り戻してみるのもいいものです。

スキマスイッチの「全力少年」みたいに
「紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ!」と
心の中ではそう叫ぶ事を忘れずにいたいと思う。
たとえ「変なオバさん」と思われようとも!

今日の音楽



バージニア・ロドリゲス の「Nos」

彼女についての情報は余りなくてよくわからないが、
昨年「家の鍵」という映画を観て、ラストシーンに使われていた音楽が
とっても気になり、映画会社にまで聞いて知った。
南米の歌手らしいけど、たっぷりとのびやかな低音と
少しアフリカンな感じも入って、とっても心地いい音楽。

今朝は友だちから電話があり、体質改善の話などで盛り上がり
朝からすっごく気分がいい!お天気もいいし!
こんなに気分にムラがあっていいのか?と思うほど。
でも「気分にムラがあったり自信と不安の間で心が揺れ動くのは
アイーティスト精神につきものなのよ!」と言ってくれる人もいるので、
今日は安心していい気分にひたろう!

バージニア・ロドリゲスの包み込まれるようなパワフルな声をBGMに
今日は仕事もはかどりそうー!!!

チェロ



チェロってホント美し〜

この楽器にはなぜだかずーっと憧れがあって、
いつか弾きたいと思っていた・・・
絵にもよく描いていた。

そして1年前の昨日、4月8日、
ミッシャ・マイスキーさんという有名なチェリストの演奏会を聴きにいき
とうとう決心したのだった。「今年こそチェロ習うぞ!」
そしてその日に申込み。
楽しいチェロ弾き生活が始まって、1年があっという間!
チェロを弾きだして日本の歌のメロディーが
とてもきれいな事にあらためて気づいた。
弾きたいと思う曲は、今、日本の歌や外国の古い歌。
みんながよく知っている曲。
もちろんバッハもいつかは弾けるようになりたいけど(あー言っちゃった!)

腕前はまだまだなんだけど、仕事の合間にチェロの練習をすると
頭がスッキリするんだなぁ〜
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」で
ゴーシュのチェロの穴に具合の悪いねずみの子供が入って
お母さんねずみが   「どうだい、そこはいいかい?」
と聞くとねずみの子が 「うん、いい」
と答える、まさにその場面を思い出す。

確かにチェロの音は人の身体の波長に合う周波数とか
音域みたいなものがあるんだと思う。(よくわからないけど)
人間の声に最も近い楽器、とも言われているしね。

いつかどこかでご披露できる日が来る事を目標にして
がんばるぞぉ〜!(あ〜言っちゃった・・・!)


チェコアニメ



昨日行った目黒区美術館の「チェコ絵本とアニメーションの世界」展
たくさんの人が来ていた。
チェコアニメは今また日本でブームのように人気で
影響を受けてアートアニメ作品を作っている人も増えているようだ。

同年代の人なら、子供の頃NHKか教育テレビかで
海外のアニメ作品の番組があったのを覚えてる人は多いはず。
私はその番組が大好きでよく見ていた。
言葉もわからないけど、なんとも言えない外国の色や形や動きを
おもしろがっていたように思う。
ディズニーの滑らかで優雅な動きとは違う
ぎこぎこしたような、人が一生懸命作っているのが見えるような
そんなアニメーションが今も好き。
素朴さやシンプルさが言いたい事を素直に伝えてくれる。
映画もゲームも過剰なリアルやスピード感を求めている今だからこそ
逆に原点に目を向ける人も多いんじゃないかと思う。

私もアニメ作品を作ろうと絵から構想から友人の音楽から全部
準備していたが、途中滞ったまま進んでいないものがある。
友人はどんどん進めて、いい音楽を作ってくれているのに
私の作業がまだ始まらず、申し訳ない状況・・・
そろそろまた始めなくちゃー。
ちゃんと完成させて、HP上でも見てもらえるようにがんばろう!


目黒川の桜はお見事でした。最後の花見客でいっぱい!
ただ、川の匂いはひどかった〜!

里山



ちょっと用事で夫の実家へ。
自転車で30分くらいのところにあり、今日はお天気もよくて
運動がてらひと走り。

実家は江の電の腰越駅から10分ぐらいの町中なのだが
すぐ近くにこんな風景がある。
まさに里山。



ちょうちょも飛んでいそうなあたたかさ。
田んぼの草取りの人がひとりだけ。
あとは 鳥の声、水のながれる音、風にふかれる草や木の葉の音
    陽の光、緑のざわめきと土の匂い、静か・・・

しばし時の進み具合がゆっくりになる。
    


仕事の事も少し忘れて、子供みたいに あ、アザミ!あ、セリ!
この草はなにかな?このカワイイ花はなんだろう・・・
本当に静か。身体の中にも自然が浸透してくるよう。
とても純粋な気持ちになれる。
こういう場所でひとりでものを考える時間って本当に必要だな・・・

と、かっこいいことを言っているが
実は「つくしご飯」が食べたくて、つくしはないかな、と・・・
でももうスギナが大きくなっていて、つくしの姿はなかった! 残念。


しかし、その後・・・



つくしご飯ができた!
そのわけは・・・
夕方ぱぎるの散歩のとき
いつもは金網にカギがかかっている原っぱにはつくしがいっぱい。
そのカギがなぜか今日は外れていて、入り口が開いていた〜!
神様か誰か知らないけど、ありがとう!
で、夕飯はつくしご飯!
ほのかな苦み(見た目はちょっと悪いが)が春の味〜! 満足。

仕事日より



今日は定例会+小田原の花見、の予定だったのが
あいにくの雨と寒さで中止に。

こんな日は仕事日より、と思って一日仕事してました。
看護婦さんむけ通販誌の表紙、まだラフです。
といっても、ずーーーっと机に向かっていても はかどらないから
なにがしかやる事をさがして、家の中をうろうろしながらの仕事です。

今日は何したかなー・・・
 
 チェロの練習
 思いついた他の絵を描く
 ぱぎると遊ぶ
 ぱぎるの散歩
 お菓子を食べながらTVを見る
 昼寝
 ラテラルサイトレーナーで運動
 プラゴミ捨て
 メール
 
たいしたことはしていないのでした。
で、仕事もはかどったのかというと、それも疑問です。
こんな日はご飯を食べてはやく寝ましょう。

それにしても、4月だというのになんでこんなに寒いんだろう!
花散らしの雨というのは、必ず降るし・・・
  
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