くげぬまカボチャの季節



地元では有名なくげぬまカボチャです。


大きさはぱぎるの顔とほぼ同じ、小さいです。

この時期になると八百屋さんの店頭に並び、ああ6月だなぁ〜
としみじみ感じる。この時期ならではの風物詩である。
今頃が元成りと言って一番最初のカボチャ。
来週当たりになると二番成り、次は三番成り、
最後はうら成り(末成り)という。
味もどんどん変わって行って、最後はあんまりよくないので
「うら成り」という言葉は弱々しく元気がない人のたとえに使ったりする。
・・・とくげぬまカボチャを知ったころ、八百屋のおじさんに
教えてもらったのだ。それから毎年買っている。
中身は普通のカボチャより黄色くて種が少なく
ねっとり濃厚な味。
煮崩れないので甘めに煮て最後に強火で一気に味をしみ込ませるのがコツ!

今日はあかいはねのイラストを無事納品して、
ひとつ仕事を終えた爽快感と疲労感あり!
あかいはねのデザイナーYさんは、20数年来の知り合いでもあるので
久しぶりに会うと懐かしい人の話などになり、
すっかりほのぼのと和んでしまう。
あかいはねの仕事も今回で10年目。本当にありがたいことです!

今日は地元の旬の野菜をおいしくいただいて、身体も心もしばし休息。

ANIMALS



三沢厚彦展「ANIMALS+」(平塚市美術館)に行く。
今日が最終日とあって、子供連れ家族も大勢いてにぎわっていた。

三沢厚彦さんという方は5年くらい前にふと本屋で見つけた作品集を見て
「すごくいいなー」と思ったのが最初で、今回初めて実物の作品を見た!

ざっくりした木彫の動物にざっくりと彩色してあり、なかなかの存在感。
特に個人的な好みを言えばANIMALSの制作を始めるキッカケとなったという
動物の頭だけの作品がものすごいインパクトがあり、好き。
粘度と紙とボンドなどで作った小品もとてもいい。
写真家の森山大道さんとの対談録にもあったけど、
コンセプトなんて、物作ってるんだからあってあたりまえ
それをいちいち言わなくても、作りたいから作ってるんだよ、みたいな。
そうそう!いいものはいい!時間や労力や素材やコンセプトなんて
案外関係ない。関係なくはないけど、作りたい気持ちがどう結集されてるか
って言うことの方が大事だと思うから、5秒で作ろうが5年かかろうが
いい物はどちらもいいんだと思う。

様々な「ANIMALS」が広い展示室に散在していて、その間を人間が歩く。
子供は「ブタさんだー!」とか嬉しそう。
大人も動物の前にしゃがみ込んでじっと目をあわせたりしている。
芸術作品とはいえ、動物の前では老若男女問わずなぜか皆、無邪気だ。

展示室外にもいろいろなところに、三沢作品が徘徊していた。(写真)

つれづれごと



新緑の5月はもう終盤
そろそろ梅雨の季節がやってくる


f分の1梅田恭子展 しずかにひたってきた

古い振り子時計は修理に出して
あやうく処分されそうになり、
運命のイタズラか、寸でのところで取り戻す!

同じマンションのTさんは昨日103才の誕生日を迎え
およばれしたパーティーから11時半の帰宅 元気!

お互いに高め合える友に年齢の差は関係なく
お互いのテーマにお互いがヒントを与え合える
それは偶然ではなくおそらく必然

あかいはねイラストももうちょっと
DMも無事発注してきたし
注文した額も届いて
少しずつ目の前のことが整理されてくると
目標はだんだんクリアになってくる



ボディーマッピング

ご心配おかけしました!
昨日のMRI検査の結果は
「極めてきれいな骨です。どこにも異常はみられません!」とのことでした。
痛みは、筋肉からきてるのだろうということで
つまり筋肉痛ということでしょうか・・・ははは
まあ、でも自分の内部を知ると言うのも、年取ってくると必要ですね!
ああいう感じで首は頭を支えてるのかー、と感心。

最近「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」
という本を読んで、ボディーマッピングというものを知りました。
自分の身体のどこがどう動きどう連動しているかということを知っていると
演奏する時に無理な動きや力が入ったりせずに演奏できる。
つまりは痛んだり怪我をしたりということがなくなる、
そして自分の思い通りの演奏ができるようになる、というもの。
これは演奏家だけじゃなく、誰でも生きている限り
必要な知識かなとも思います。
身体の動きを内部を意識して動かすだけで、とても楽なんだということが
よくわかります。
身体って知っているようで、以外と全然知らない未知の世界なんですよね!
でも自分自身でコントロールできる世界でもある。
面白いと思ったのは「ボディーマッピングができるようになると
自分本来の大きさ、自分のスペースいっぱいに動けるようになる」という表現
いかにいつも自分を圧縮していたか、に気づくのだと思います。
それが出来たら、気持ちもきっとおおらかになれるだろうな〜!

この本は直訳みたいな言葉で少し読みにくい表現があるけれど、
詳しい図が載っていてわかりやすい。読むより見ると言う感じです。
タイミングよく自分の首の内部を見る機会ができたので、
ボディーマッピングという考え方をより実感出来た気がしています。

(バーバラ・コナブル著 誠信書房 2000円)

今日はおやすみ



私が使っている絵の具は ターナーアクリルガッシュ
ターナーのガッシュには グレイッシュシリーズがあり
中でもこのグレイッシュベージュは、欠かせない色。
なのに、この色を切らしてしまった!
最近インターネットで見つけた店に注文しているものの
他の品が在庫切れで入荷は来週とのこと。
買いに走ればいいんだけど、今日はやや不調、いやだいぶ不調。
なので、今日は少しおやすみすることにしよう!

最近、仕事のし過ぎ?か、単に年のせい?か、チェロの弾き過ぎか、
首肩が痛くなりとうとう右腕に痛み軽いしびれが出てきて
昨日、片頭痛で通っている脳神経外科に行ってきた。
まあ大したことはないけれどあるとすれば頸椎の異常でしょう。
念のためMRI撮ってみますか?というので、金曜日の予約をした。
明日、MRI初体験!
それはまぁ不安も心配も特にないのだけど、心の準備というか。
別の原因で身体も重いしモチベーションは下がっていることは確か。
今日は構想を練る、などの作業に没することにしようと思う。


★お茶の水のギャラリー f分の1のHPがリニューアルしました。
「特別展示室」というコーナーがもうけられて、
作家の作品を展示販売(ネット上での販売はしない)しています。
そこに私の作品も展示していただいているので、のぞいてみて下さい!

山からのお届けもの!



来た来た!山菜!
今年も兄の家族が会津の山から山菜を送ってくれた!
実家と分けて、近所のイタリア「バルカ」さんに分けてもまだこの量!

内容は タラの芽 こごみ 山うど ハンゴンソウ こしあぶら
    ネマガリタケ ハリギリ モミジガサ 

兄は理科の教師だからというわけではないが山菜に詳しい。
車を運転していても遠くを指差して
「あ、ほらあの山のあそこにハリギリがある」なんて言う。
どこに目が付いてるんだか?・・・野生動物並みである。 
食べられる草と食べられない草の見分けがつくので
山を一緒に行くには重宝する。

以前は毎年一緒に山菜採りに出かけて、山のなかの釣り堀で
イワナ、ヤマメを釣って(兄は渓流釣りにもうるさいが
この時は釣り堀)
採りたての山菜を天ぷらにして食べたりしたが
犬を飼ってからは、もっぱら送ってもらうばかりになった。

採りたてを山の中で味わうのは雰囲気・味ともに最高だけど、
送ってもらっても、やっぱりウマい!!!
今日はさっそく 山菜の天ぷらと おひたし 納豆和え
ネマガリタケのみそ汁・・・& ヱビスだな!

久々の1ぺいじ



「あかいはね」のラフをようやくFAX.してから
久しぶりに木彫をはじめる。
これは個展用ではなくて、プレゼントだ。

30年来の親友が結婚することになり、彼女は兵庫県に行ってしまう。
最近は1年に2、3回しか会わなかったりするんだけど
車で40分の所にいるのと、新幹線で4時間以上かかる所にいるのでは
物理的にも気持ち的にも、ぜんぜん違うんだ〜。
姉妹が離れるような寂しい気持ち、でも嬉しさももちろん!
彼女からはなんと「結婚指輪を作ってね!」と注文も入っている!
責任重大!でもそんな記念すべき品を作らせてもらえるなんて、光栄!

ずっと前から1ぺいじの絵本を作ってあげると約束しながら
なかなかできなかったけど、今度こそ絶対に作らなきゃいけない。
小さいやつがいいと言う彼女に、途中まで彫って中断していたものを
再び彫り始めた。

木彫は結構体力がいるので、もうできないな・・・と思っていたんだけど、
やり始めたらやっぱりキツい〜!
でも気持ちはもう絶対仕上げることに決まってる。
言葉も絵の内容も、決まってる。
あとは彼女への気持ちで彫り進めるだけ!
出会った中学3年の時からずっと・・・いろいろいろいろあったよねぇ!
昔の友はいろいろなことを思い出させてくれる。
大事なことを忘れるなよ、と声に出さずに伝えてくれる。
今いるお前は昔のお前の続きだよ、忘れるなよ、と。
昔のお前がいなきゃ、今のお前はいないのだよ、と。
たくさんの人に世話になったことを忘れるなよ、と。
本当にありがたい存在。そしてこれからもきっとずっと・・・

久しぶりに出した丸ノミはまるで彫れなくて、研ぐことから始める。
たぶんこれが最後の木彫。大げさなようだけどたぶんもう出来ないなぁ・・・
彼女にも1ぺいじの絵本にも、うんとうんと気持ちを込めて作ろう。

個展に向けて



制作中!
今回の個展では、初めての試みの作品を出そうと思っている。
まだお見せすることはできないけど、ヒントとして素材だけ。

私はやりたくなったら即やる(B型)気質で、
個展のたびに違うことをやっているけれど、
今回は、きっと前からこうしたいと思っていたんだなー
と、自分ですっきり、うれしくなるような作品になってる!
色も思いっきり、自分色オンリー。
誰にも気がねすることなく、やりたいようにやりたいものを作る。
これって本当に幸せなこと。
だけど、もちろん不安感もついてくる。
本当にこれでいいのか?という問いと、
やっぱりいいじゃん、いいじゃん、最高!!!という自画自賛。
くり返し波のようにやってくるふたつの相反する思い。
これは、アーティストなら必ず抱えるものなんだろうけど、
個展が終わるその瞬間まで、続く・・・。


今回の個展は、渋谷の宮益坂上にあるしっとりいい感じの
カフェギャラリー「ウィリアム・モリス」
オーナーの日野洋子さんも絵描きさんです。
彼女のいれるおいしいコーヒーと、トースト、ケーキも
作品と一緒に、是非味わってもらいたいなぁ!!!

コーヒーの香りに包まれる作品をうっとりと想像しながら
制作はまだまだ続く・・・・・・・・

5月定例会



昨日は5月の定例会
いつもは何となく話をして終わっていたけれど
今回は、何か描こうかと言うことになり、
一人ずつお題を出していってそれぞれが描く、
というのをやってみた。
自分以外の発想で描くというのは、以外と新鮮で楽しい!
A4サイズの用紙に構成も考えながらどんどん描いていく。
自分一人で描いているのと違って、人がいる緊張感やスピード感で
いつもと違う線が描けたりもする。
そして、3人それぞれの個性的な線画が出来上がった。

「仕事ないよね・・・」なんて沈んだ話をしていた3人が

「これ結構楽しいね〜!次回もやろう!」
「ここから新たな作品が生まれるかもね〜!よしっ!」なんて
急に元気になっちゃったのである!!!

もちろん人の発想に頼っているだけではダメだけど、
こういう遊びから発想の訓練をするっていうのもいいかも。
みんなだいぶ年もとってきて(?)頭もかたくなってきているので
自分のアイディアを広げる訓練にもなってちょうどいい!

「今までの定例会は、いったい何してたんだろうねぇ」
と誰かがぽつりとつぶやいた・・・

今回は「ひらめき」があったんだよ。
これが「進歩」というものだろう!
次回が楽しみだね!

一芸大会



今日は地元で「一芸大会2007」というイベントがあり
夫とふたりで参加しました。

友人のボサノバの歌姫Kさんに誘われての参加ですが
とうとう人前でチェロ演奏の初お披露目!

夫は1930年代に作られたGIBSONで、シャンソン「アムステルダム」を
フランス語で歌い、私はチェロ歴1年目の記念に「大きな古時計」を弾き、
お互いに伴奏をし合いました。
「大きな古時計」は皆さんに歌ってもらったのですが
皆さんが温かい合唱をして下さって、拙い演奏は多いに助けられたのでした。

参加のジャンルも、
カントリーのグループ、バイオリン、ピアノ、ウクレレ、弾き語り
アカペラコーラス、八掛掌の武器術・・・といろいろ。
なんとも楽しい会でした。
友人おかちゃんのウードもアラブの雰囲気満載でとてもよかったし、
私のチェロの先生も出て下さったので、
バッハ「無伴奏」のすばらしい演奏に、皆さん聴き入っていました!

素敵なホールで、たくさんのお客さんの前で思いきり弾けて
気持ちよかった!程よい緊張感と高揚感の入り交じる感覚も、
普段の生活ではなかなか味わえないもの。たまにはいいものです。
何より理想として思い描いていた姿の自分を、今やっている!
そのことに感動してしまいました。
そして、音楽を愛好する人々の温かいことを、あらためて感じた
春うららの一芸大会でした。

夫とおかちゃんと打ち上げでカンパイしながら
来年もみんなで参加しよう!!!と約束。さて、楽しみが増えたぞ〜!

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