装画を使っていただいた本が届きました
「おとなになる」和田重正著
現在は息子さんである和田重良氏によって引き継がれている
NPO法人くだかけ会の前身を作られた方の著書です
おとなになる前に「おとな」になるってなんだろう?
って考える、そのヒントがいっぱい詰まった本
もちろん「おとな」になっちゃった人が読んでも
生きていくヒントになると思います
数年前、ある人にくだかけ会を紹介され、山北町の山の上にある
くだかけ生活舎に遊びに行った事があります
それはとっても気持ちのよい山の中での自給自足の生活
ニワトリから卵をもらって、かまどでご飯を炊いて
畑から野菜を採って、みんなでいただきます
何とも言えない自然な営みの中に一瞬「戻れた」気がしました
人が本来持つべき生活とはこういうものだろうな・・・と
生活舎にいる子供たちの中には学校に行けない子供もいたようですし、
いろんな事情があって来ているのでしょう
もちろん、心身共に健康な生活をしたいおとなも
いつだって遊びに行ける場所
和田先生とはきっとコワいおじさんだろう・・・なんて
勝手な想像をして、ちょっとビクビクしながら行ったんですが、
ニコニコと迎えに来てくれた先生のかわいらしいこと(すっごい失礼!)
一気に安心モードに切り替わりました(笑)
和田先生のお話を聴いても難しい話はいっさいないのです
わかりやすい言葉で、にこやかにお話しされる内容に
でも時々どきりとさせられてしまいます
自分自身にあてはまる事が皆それぞれにあるのでしょう
自分自身のことであったり子供のことであったり・・・
生きていると悩みはつきないものですからね
心の中に「押し付け」ではなく自然にしみ込んでくる
そんな言葉の数々は、もちろん和田先生のお人柄にも
寄るのでしょうが、自然に受け止められる気がするのです
本当にいい空気が流れている場だな・・・と
生活舎にいて心地よく感じたのを覚えています
機会があればまた遊びに行きたいと思います
この出会いがもとで、くだかけ会のシールを作らせていただいたり
個展にも来ていただいたりして、今回の装画に使っていただくことに
内容とこの絵がピッタリなんだよねー!と
中の扉にもたくさん絵を使ってくださいました
読んでみたい方はくだかけ会のホームページから注文できます
和田重良先生の著書もたくさん紹介されています