先日のヨーガの時間にふと頭に浮かんだイメージがあって
それがとってもクリアで清々しく手に取るようにリアルなイメージで出て来たので
これは描かなくちゃ!とすぐに描きはじめたんですが
思ったものを形にするってそうそう容易いものではなく
なんかちがう〜〜 と描きかけであれこれの用事で忙しくしていたら
なんだか描きかけのまま年越しちゃいそうになってきました...
山北のお山のくだかけ会の会報紙に農業のことを和田先生が書かれていて
ああ〜同じだな、と思ったのでした
「農業というのはagricultureというのですが、耕す文化という語源ですね。
種を蒔いたってすぐに収穫の結果は得られません。手を尽くして待つ時間が
必要です。その時間をかけて待つことが「農」の味わいです。
手をかけなければ結果も望めません。手をかけてもその方向や方法をまちがえれば
失敗もあるし、自然の条件がよくなければ収穫も恵まれません。
時間をかけて手をつくして待つ。人生の味わいそのものです。」
絵を描く仕事も10年20年...とやってきてやっと自分らしいものが
できるようになり、本当の意味で仕事もおもしろくなってきます
まさに自分の畑を耕して種を蒔いてきたものが
やっと少しばかりの収穫に恵まれて来たってところでしょうか
もちろんうまくいくことばかりではなく
泣きながら描いたことも、仕事にはなったけど納得いかないままだったり
とても人様の目に触れさせたくないようなものもあったな〜
でも、なんとか続けてこれて、もはや絵を描く以外に何をやるのさ?って
いうくらい自分の根幹と言うべきものに成長してきたんですね
でも未だに、イメージしたものを形にする難しさを感じているわけです
それはこの先も変わらず一生悩み考えるものだって思っています
若いイラストレーターの人など駆け出しの人から
相談を受けるようなことが何度かありますが、
「どうしたらすぐにいい仕事につけますか?」
「どうしたら自分らしさを出せるようになりますか?」
と聞かれるので
「とにかくコツコツ続けることしかないと思いますよ」と言います
すぐになんて答えはないんですよね
手を尽くして時間をかけなきゃ収穫には恵まれない
納得いかず悔しく恥ずかしい仕事もたくさんこなして、
どうしてそれが納得いかなかったのか、考えて
どうやったら納得いくものが作れるのか、考えて、やってみて...
の連続の結果でしか得られないものです
簡単に情報や物が手に入るパソコンのようには、結果はやってこない
器用貧乏になるなと言う言葉をよく言われたけれど
その意味をやっと実感できて来た今日この頃...
あ、なんか説教臭い感じになってきちゃったけれども^^;
言ってみれば
正しいものも間違ったものもあやふやで何の答えもない私達の仕事は
きちんと形ある農作物を収穫できる農業よりも
難しいと言えば難しいのかもしれませんよ〜
(もちろん農業はもっと難しい〜ってことたっくさんあると思います^^;)
だからこそアンテナを張り巡らせて周りを注意深く見つめて
自分自身をしっかり見つめて、誰が何と言おうと好きなことを続けていく
情熱と勇気を持ち続けていかなきゃ〜いけませんっ!
熱弁ふるっちゃいましたが
誰に言うんでもなく自分自身に言っているのであります^^;
私もまだまだゴールは見えないし、何が起こるかわからないと思ってるし
切磋琢磨していきまするよ〜〜♬
って、描きかけの絵が年越しちゃう言い訳のようにも聞こえますね...
なんだかんだいいながらも2017年は4日後に終わってしまうわけで
この一年、誰にも褒められもしないが、うん、自分なりに努力はした!
足も目に見えて良くなってきたし、仕事も頑張った〜!
描きかけの絵があっても、ガスコンロはきれいにした 笑
2018年も自分も周囲も笑顔でいられるように、がんばっていきましょう!
年の瀬の忙しい時に長々と...^^;
読んで頂いたかた、ありがとうございます
どうぞ佳い年をお迎えくださいませ〜★