2018.05.26 Saturday
あるがまま
SUNAOに展示中の作品から一つ
気分というのは、外的要因でコロコロと変わるもの
さっきまでとても楽しかったのに、ちょっとした言葉でドン底の気分になったり
悲しい気持ちが小さな贈り物一つでほっこり素敵な気持ちになったり...
それはそれで仕方ない あるがままに受け入れる心を柔軟にしておく
あるがままというのは「森田療法」の森田正馬が説いたもので
不安や葛藤から逃れることにとらわれて、ますます自分を苦しめ自由を奪う
そうでなくて不安や葛藤があるんだという「あるがまま」を受け入れることによって
自分をよりよく生かす方向に行動する
「自然体」とか、「流れに身を任す」という言葉にもできるかもしれません
落ち込んでいるときは「ああこんなことじゃダメ!頑張らなきゃ」と思いがちだけど
落ち込んでいる自分をあるがままにしていると
いい方向に向かう考えが浮かんだり、何かヒントになるものがやって来たりするもの
精神を無駄に疲労させないというのかな
足が痛くて動けない時に読んだ森田療法の本
でも痛いのは痛いんだ!痛くて嫌だからどうにかしたいと思うと身体と精神の歪みが生じる
痛い自分を受け入れて、痛いね〜!痛くて動けないよね〜!そうだね〜!なんて思っていると
痛くなくなるまで何しよう?痛くなくなったら何しよう?なんてことを考え出すんです
痛いのはもちろん嫌だけど、嫌だ嫌だと言っても痛みはなくならない
あ〜、あるがままってすごいなぁと思いました
その時通っていた整形外科の T先生も同じことを言っていた
痛いからと寝込んで泣いていてはダメ、そういうときは笑いなさい
人と会って話しなさい、そうしていればいつの間にか治ってるよ って
あ、この先生も森田療法を知っているんだなぁ と思いました
だから外的要因に気分が振り回されてもいいのです
あるがままに受け入れる心を柔軟にしておく
もし今、辛かったり苦しかったり痛かったりする人がいたら
あるがままを思い出してみてくださいね